聖母戴冠 ウフィツィ美術館
聖母マリアが死んだ後、その魂が天上に挙げられ、天使たちの祝福のなかでキリストから冠を授けられる場面。神から発した光は金地の細い刻線によって方向付けられ、揺らめきながら周囲の天使や聖人たちに届いている。
各人の衣の色は金地と対応して響き合い、奏楽・輪舞する天使のポーズとともに祝祭的天上世界を表している。これらの群像は聖母とキリストを軸に円環をなし、各人の背丈は遠近法的に描かれている。 1430年代
各人の衣の色は金地と対応して響き合い、奏楽・輪舞する天使のポーズとともに祝祭的天上世界を表している。これらの群像は聖母とキリストを軸に円環をなし、各人の背丈は遠近法的に描かれている。 1430年代
この作品はフィレンツェのサンタ・マリア・ヌオーヴァ病院内の礼拝堂に置かれていたもので、現在サン・マルコ美術館にある「マリアの結婚」「聖母の葬礼」はプレデッラの一部だとされている。
フラ・アンジェリコ Fra Angelico
聖母戴冠
1435年頃 板 テンペラ 112×114cm
フィレンツェ ウフィツィ美術館
世界美術大全集11 イタリア・ルネサンス1
聖母戴冠
1435年頃 板 テンペラ 112×114cm
フィレンツェ ウフィツィ美術館
世界美術大全集11 イタリア・ルネサンス1