大聖堂唱歌壇
ドナテッロは正面に二枚の大理石材に彫られた乱舞するプットを置き、その前に小円柱を挿入することで架空の舞台を作っている。天上の熱狂的歓喜を表している。
背景や円柱には全面にモザイクが象眼され、部分的に荒彫りも見られる。やや暗い、高所に設置されているため、微妙な視覚効果を生んでいる。
正面拡大 1430年代
背景や円柱には全面にモザイクが象眼され、部分的に荒彫りも見られる。やや暗い、高所に設置されているため、微妙な視覚効果を生んでいる。
正面拡大 1430年代
大聖堂唱歌壇
1433〜39年 大理石 348×570cm
フィレンツェ 大聖堂美術館
世界美術大全集11 イタリア・ルネサンス1
フィレンツェの美術 上巻 日本放送出版協会
イタリア・ルネサンスの巨匠たち9 ルカ・デッラ・ロッビアとその一族