ファブリアーノ郊外のヴァッレ･ロミタ修道院聖堂のために、領主キァヴェッリが注文したものと考えられている。
キァヴェッリが修道院の建物を買い取り、厳修派フランチェスコ会修道士たちに与えたのが05年末、祭壇画制作は10年頃とされている。中央の「聖母戴冠」は14世紀ヴェネツィアの伝統を引き継いでいる。

1410年代

ジェンティーレ・ダ・ファブリアーノ　Gentile da Fabriano
聖母戴冠（ヴァッレ･ロミタ多翼祭壇画中央パネル）
1410年頃　板　テンペラ　178×79cm（中央パネル）
ミラノ　ブレラ絵画館
世界美術大全集11　イタリア・ルネサンス1
世界美術大事典　小学館