受胎告知
ロレンツォ・モナコの中期の代表作は「受胎告知」と「聖母戴冠」。どちらの作品も優美な線のリズムが全体に見られ、白・青・ピンクを基調とする色彩で華やかな画面になっている。国際ゴシック様式の影響を受けているが、世俗的な貴族趣味の傾向は見られず、フィレンツェ風の国際ゴシック様式になっている。
1410年代
1410年代
受胎告知
1410年頃 板 テンペラ 約170×280cm
フィレンツェ アカデミア美術館
世界美術大全集11 イタリア・ルネサンス1
フィレンツェの美術上巻 日本放送出版協会