神の顕現
天空の円蓋を象徴する天上ヴォールト。中心に審判者で創造主、「黙示録」の永遠の栄光に輝くキリスト。天使群、旧約の父祖・預言者たち、使徒・諸聖人が同心円状に並ぶ。キリストの下に黄金のアーモンド形光背に包まれた、天の元后で天国の扉、聖母。聖母が中心の永遠の部分と下方のドラム部分から始まる旧約・新約の物語、ペンテコステ(使徒たちへの聖霊降臨)、黙示録場面をつないでいる。
玉虫色(カンジャンテ)明るい色彩が、整然と配置された荘厳な壁画の雰囲気を高めている。下の壁面に移るにつれ、ジョット風の形態表現やロンバルディア滞在の名残、ヴェローナからやってきたアルティキエーロの自然主義的な表現の影響も見られる。
保存状態も良く、彼の様式を伝えている。
1370年代 拡大画像
ジュスト・デ・メナブオイ Giusto de' Menabuoi
神の顕現
1375〜77年頃 フレスコ
イタリア パドヴァ洗礼堂
世界美術大全集10 ゴシック2
玉虫色(カンジャンテ)明るい色彩が、整然と配置された荘厳な壁画の雰囲気を高めている。下の壁面に移るにつれ、ジョット風の形態表現やロンバルディア滞在の名残、ヴェローナからやってきたアルティキエーロの自然主義的な表現の影響も見られる。
保存状態も良く、彼の様式を伝えている。
1370年代 拡大画像
神の顕現
1375〜77年頃 フレスコ
イタリア パドヴァ洗礼堂
世界美術大全集10 ゴシック2