生命の木と最後の晩餐
現在美術館の一部になっている建物に描かれた壁画。元来は修道院の食堂に描かれたもので「最後の晩餐」を食堂に描く先駆けとなった作品。またユダだけをテーブルの手前に描いた最初の作品ともされる。
作品全体としてはフランチェスコ修道会の教団長、聖ボナヴェントゥーラ(1217頃〜1274)の同名の著作を図解したもの。
十字架に手を差し伸べているのが聖フランチェスコ、その右で巻物に書いているのが聖ボナヴェントゥーラ。
小画面は左上に「聖痕を受ける聖フランチェスコ」その下に「貧者に食事を施すトゥールーズの聖ルイ」、右上に「聖ベネディクトゥスに食事を運ぶよう司祭に命じる天使」下に「パリサイ人の家の晩餐」。
作品全体としてはフランチェスコ修道会の教団長、聖ボナヴェントゥーラ(1217頃〜1274)の同名の著作を図解したもの。
十字架に手を差し伸べているのが聖フランチェスコ、その右で巻物に書いているのが聖ボナヴェントゥーラ。
小画面は左上に「聖痕を受ける聖フランチェスコ」その下に「貧者に食事を施すトゥールーズの聖ルイ」、右上に「聖ベネディクトゥスに食事を運ぶよう司祭に命じる天使」下に「パリサイ人の家の晩餐」。
作者晩年の作と考えられている。ジョットの物語性から離れて象徴性へ向かっている。師からの乖離は多くのジョッテスキに見られ、理解の仕方と同時に時代の要請という面もあった。
1360年代
タッデオ・ガッディ Taddeo Gaddi
生命の木と最後の晩餐
1360年頃 フレスコ 1120×1170cm
フィレンツェ サンタ・クローチェ聖堂美術館
世界美術大全集10 ゴシック2
1360年代
生命の木と最後の晩餐
1360年頃 フレスコ 1120×1170cm
フィレンツェ サンタ・クローチェ聖堂美術館
世界美術大全集10 ゴシック2