大航海時代とルネサンス 大航海時代 ルネサンス 歴史 参考文献 index

ストロッツィ祭壇画

ペスト後の代表的作品。
アンドレア・オルカーニャ(本名アンドレア・ディ・チオーネ 1343より記録 1368年没)多くの芸術家を輩出したチオーネ一族に生まれる。兄弟に画家、ヤコポ・ディ・チオーネ、ナルド・ディ・チオーネ、彫刻家マッテオがいる。オルカーニャは主に彫刻家として活動、代表作にフィレンツェ オルサンミケーレ聖堂の「聖壇」(タベルナーコロ)がある。絵画の代表作がこの作品。
特徴はジョットが始めた新しい試みより、それ以前、13世紀の画像への回帰の傾向が強いこと。ペストによる死への恐怖とともにこの作品が置かれている聖堂、ドメニコ会の影響もあった。フランチェスコ修道会が清貧論争で、その一派が異端とされていたのに対し、異端審問の先頭に立つドメニコ会は保守的傾向が強かった。