聖ヒエロニムス・聖マタイ
テオドリック親方は神聖ローマ皇帝カール4世の宮廷画家。1360年代チェコ絵画の「柔軟(美麗)様式」の代表者とされる。
カールシュタイン城聖十字架礼拝堂装飾のために描かれた諸聖人、殉教者の半身像133枚の板絵の1枚。(129枚が礼拝堂に現存)
1356年にはカール4世のもとに届いていたトンマーゾ・ダ・モデナの三連祭壇画・二連祭壇画からの影響も見られる。
聖ヒエロニムスはボローニャ大学の教会法教授ジョヴァンニ・ダンドレア(在職1301〜48)が同聖人崇拝を促すために書いた「ヒエロニムス崇拝者」によってイタリアで流行した画題。それをチェコ語に翻訳した皇帝の大法官・司教によっても強く崇拝された。
枠を越えて描かれているのはこの画家特有のスラブ的造形感覚。
カールシュタイン城聖十字架礼拝堂装飾のために描かれた諸聖人、殉教者の半身像133枚の板絵の1枚。(129枚が礼拝堂に現存)
1356年にはカール4世のもとに届いていたトンマーゾ・ダ・モデナの三連祭壇画・二連祭壇画からの影響も見られる。
聖ヒエロニムスはボローニャ大学の教会法教授ジョヴァンニ・ダンドレア(在職1301〜48)が同聖人崇拝を促すために書いた「ヒエロニムス崇拝者」によってイタリアで流行した画題。それをチェコ語に翻訳した皇帝の大法官・司教によっても強く崇拝された。
枠を越えて描かれているのはこの画家特有のスラブ的造形感覚。
1350年代
上 聖マタイ
名画への旅4 中世へのまなざし 中世3 講談社
左
テオドリック親方 Master Theodrik
聖ヒエロニムス
1357〜67年 板 テンペラ 113.5×104.5cm
プラハ 国立美術館
世界美術大全集10 ゴシック2
名画への旅4 中世へのまなざし 中世3 講談社
左
テオドリック親方 Master Theodrik
聖ヒエロニムス
1357〜67年 板 テンペラ 113.5×104.5cm
プラハ 国立美術館
世界美術大全集10 ゴシック2