大航海時代とルネサンス 大航海時代 ルネサンス 歴史 参考文献 index

聖母子、聖ウェンケスラウスと聖パルマティウス

皇帝カール4世がローマでの神聖ローマ帝国皇帝としての戴冠式の後、ヴェネト地方を通過した際皇帝から直接か、トレヴィーゾに宿泊していた皇后から発注され、トレヴィーゾで仕上げられた作品。
最初に皇帝の個人用サンタ・カテリーナ祈祷所に置かれ、まもなく聖十字架礼拝堂に移された。
その際、皇帝の宮廷画家「テオドリック親方」が描いた諸聖人の板絵群の中央に設置され、人物像の周囲に板絵群と同様に「鷲と這い登る獅子」のボヘミア王家の紋章を金泥箔型押しした石膏の盛り上げ装飾で覆う改変が行われた。