グイドリッチョ・ダ・フォリアーノ騎馬像
グイドリッチョ・ダ・フォリアーノ騎馬像(部分)
1330年頃 フレスコ 340×968cm(全体)
イタリア シエナ パラッツォ・プッブリコ
世界美術大全集10 ゴシック2
全体図はイタリア・ルネサンスの巨匠たち 5
シモーネ・マルティーニ 東京書籍
シモーネ・マルティーニによってマエスタが描かれた「評議会の間」の対面する壁面に描かれた「グイドリッチョ・ダ・フォリアーノ騎馬像」。シモーネが描くと優雅で憂いを含んだ様子になってしまう。近年アメリカの若手研究者の論文によって、この壁画の作者・制作年代についての議論が行われたという。
グイドリッチョ・ダ・フォリアーノは長くシエナの軍事指揮官をつとめた人物で、壁画にある1328年という年記は、シエナ近くのモンテマッシという町を征服した年を示しているらしい。彼が向かっているのがモンテマッシ、右がシエナの要塞。
この壁画の下に、シモーネのあとで「シエナ市の画家」となったアンブロージョ・ロレンツェッティによる円形で可動式の「世界地図」が置かれていた。そのため「評議会の間」は「地図の間」とも呼ばれる。
グイドリッチョ・ダ・フォリアーノは長くシエナの軍事指揮官をつとめた人物で、壁画にある1328年という年記は、シエナ近くのモンテマッシという町を征服した年を示しているらしい。彼が向かっているのがモンテマッシ、右がシエナの要塞。
この壁画の下に、シモーネのあとで「シエナ市の画家」となったアンブロージョ・ロレンツェッティによる円形で可動式の「世界地図」が置かれていた。そのため「評議会の間」は「地図の間」とも呼ばれる。