教皇派の指導者として知られたフィレンツェ司教。1321年7月墓碑に埋葬された。
墓碑のプログラムは遺言執行人でダンテの知人だった公証人・詩人フランチェスコ・ディ・バルベリーノによるとされる。19世紀に取り外され、20世紀初めに復元されたため完全には残されていない。
アーチの前面には「死の勝利」を暗示する浮彫、3体の獅子像に支えられた石棺には、聖母に伴われて主の前で現世での行いを告げる場面。通常故人は石棺に横たわる横臥像で表されるが、ここでは首を傾げ眠っているような座像になっている。
1320年代 イタリア彫刻