ヴィーコ・ラパーテの聖母
フィレンツェ近郊ヴィーコ・ラパーテのサンタンジェロ聖堂に安置されていた祭壇画。1922年に発見された。1319年という年記があり、アンブロージョ・ロレンツェッティの真筆とされた。他2点の作品に年記があるが、どちらも後期の作品。最初期の作品として注目された。
正面を向いて座る聖母。古いタイプの作品のようにも見えるが、幼児キリストは聖母を親しげに見、右手で衣を握り、左足を動かしている。アンブロージョ・ロレンツェッティの堂々としたモニュメンタリティと生き生きとした現実感という特徴はすでに表れている。
1300・10年代
アンブロージョ・ロレンツェッティ Ambrogio lorenzetti
ヴィーコ・ラパーテの聖母
1319年 板・テンペラ 148×78cm
イタリア フィレンツェ チェステッロ司教館美術館
世界美術大全集10 ゴシック2
正面を向いて座る聖母。古いタイプの作品のようにも見えるが、幼児キリストは聖母を親しげに見、右手で衣を握り、左足を動かしている。アンブロージョ・ロレンツェッティの堂々としたモニュメンタリティと生き生きとした現実感という特徴はすでに表れている。
1300・10年代
ヴィーコ・ラパーテの聖母
1319年 板・テンペラ 148×78cm
イタリア フィレンツェ チェステッロ司教館美術館
世界美術大全集10 ゴシック2