荘厳の聖母 マエスタ(オニサンティの聖母)
オニサンティ聖堂のための主祭壇画。
スクロヴェーニ壁画を完成させた後、ジョットはフィレンツェで大工房を組織した。イタリア各地で活動を展開するなか、フィレンツェで制作された板絵の最高傑作がこの作品。
1290〜95年頃制作の「玉座の聖母子と二天使」、1290年頃のチマブーエの「荘厳の聖母」と比較すると、立体的な奥行きをもつ建築と彫塑的人物像、意志的視線とその主題への集中などスクロヴェーニ壁画に見られる特質がテンペラによってゴシック的華麗さと融合されている。意志的視線が画面に緊張感をもたらしている。
15世紀に描かれる「聖会話」を予告している。1300・10年代
ジョット Giotto
荘厳の聖母 マエスタ(オニサンティの聖母)
1310〜11年頃 板 テンペラ 325×204cm
フィレンツェ ウフィツィ美術館
世界美術大全集10 ゴシック2
スクロヴェーニ壁画を完成させた後、ジョットはフィレンツェで大工房を組織した。イタリア各地で活動を展開するなか、フィレンツェで制作された板絵の最高傑作がこの作品。
1290〜95年頃制作の「玉座の聖母子と二天使」、1290年頃のチマブーエの「荘厳の聖母」と比較すると、立体的な奥行きをもつ建築と彫塑的人物像、意志的視線とその主題への集中などスクロヴェーニ壁画に見られる特質がテンペラによってゴシック的華麗さと融合されている。意志的視線が画面に緊張感をもたらしている。
15世紀に描かれる「聖会話」を予告している。1300・10年代
荘厳の聖母 マエスタ(オニサンティの聖母)
1310〜11年頃 板 テンペラ 325×204cm
フィレンツェ ウフィツィ美術館
世界美術大全集10 ゴシック2