聖女チェチリアとその生涯
この作品を描いたことで「サンタ・チェチリアの画家」と呼ばれるようになった画家。生没年や修業などについては解っていない。ジョットの弟子だったともされているが、フィレンツェで工房を構えていた独立した画家で、ジョットの協力者だったらしい。
フランチェスコ聖堂上堂壁画「聖フランチェスコ伝」の第一場面と最後の三場面を描いたとされる。
彼が描く建築物は軽快で繊細だが 、具体性を欠き実際の空間を表していない。また細長いプロポーションの人物はそれぞれの個性がわかるほど入念に描き込まれている。写本画家の特徴を持ち、ゴシック様式の影響も見られるという。
フランチェスコ聖堂上堂壁画「聖フランチェスコ伝」の第一場面と最後の三場面を描いたとされる。
彼が描く建築物は軽快で繊細だが 、具体性を欠き実際の空間を表していない。また細長いプロポーションの人物はそれぞれの個性がわかるほど入念に描き込まれている。写本画家の特徴を持ち、ゴシック様式の影響も見られるという。
聖女チェチリア 2〜3世紀頃のローマの殉教聖女
フィレンツェにあったサンタ・チェチリア聖堂のために描かれた作品。聖堂は1304年に焼失、ただちに再建されたが、1783年に廃止、祭壇画は1844年にウフィツィ美術館に移された。聖堂の焼失以前に制作されたとされていたが、聖女の襟ぐりから1307年頃と考えられている。 1300・10年代
サンタ・チェチリアの画家 聖女チェチリアとその生涯
1307年頃 板 テンペラ 85×181cm
フィレンツェ ウフィツィ美術館
世界美術大全集10 ゴシック2
フィレンツェにあったサンタ・チェチリア聖堂のために描かれた作品。聖堂は1304年に焼失、ただちに再建されたが、1783年に廃止、祭壇画は1844年にウフィツィ美術館に移された。聖堂の焼失以前に制作されたとされていたが、聖女の襟ぐりから1307年頃と考えられている。 1300・10年代
1307年頃 板 テンペラ 85×181cm
フィレンツェ ウフィツィ美術館
世界美術大全集10 ゴシック2