説教壇
基本的な構成はニコラ・ピサーノのピサ洗礼堂説教壇、シエナ大聖堂説教壇と同じ六角形の三層構造。下層は中央と6本の円柱で支えられている。内3本は「アトラス」を含む基壇の上に載っている。
刳形アーチは尖塔アーチとなり、スパンドレル(3角小間)には預言者たち、各隅は6人の巫女像で飾られている。上層には5枚の浮彫「受胎告知とキリスト降誕、羊飼いの礼拝」「マギの礼拝」「幼児虐殺」「キリストの磔刑」「最後の審判」。それぞれは助祭、黙示録のキリスト、エレミヤ、福音書記者、正典書記者、4人の天使を表す人頭柱で区切られている。
完成したのは1301年。ヴァザーリによると制作期間は4年間。シエナを去ってからの制作となるが、1297年12月にはピサの造営局と契約を結んでいる。ピサで制作され、ピストイアで組み立てられた可能性もある。
1300・10年代 イタリア彫刻
ジョヴァンニ・ピサーノ
説教壇 1301年 大理石 高さ389cm
イタリア ピストイア サンタンドレア聖堂
世界美術大全集10 ゴシック2
刳形アーチは尖塔アーチとなり、スパンドレル(3角小間)には預言者たち、各隅は6人の巫女像で飾られている。上層には5枚の浮彫「受胎告知とキリスト降誕、羊飼いの礼拝」「マギの礼拝」「幼児虐殺」「キリストの磔刑」「最後の審判」。それぞれは助祭、黙示録のキリスト、エレミヤ、福音書記者、正典書記者、4人の天使を表す人頭柱で区切られている。
完成したのは1301年。ヴァザーリによると制作期間は4年間。シエナを去ってからの制作となるが、1297年12月にはピサの造営局と契約を結んでいる。ピサで制作され、ピストイアで組み立てられた可能性もある。
1300・10年代 イタリア彫刻
説教壇 1301年 大理石 高さ389cm
イタリア ピストイア サンタンドレア聖堂
世界美術大全集10 ゴシック2