聖母子
アルノルフォは1296年以降(1302年)死去するまで大聖堂の制作企画にあたっていた。西正面はマリア伝サイクルを構成する彫像で飾られ、中央入口上のリュネットにこの「聖母子」は置かれていた。その両側にはフィレンツェの守護聖人「聖女レパラータ」と「聖ゼノピウス」、左側のリュネットに「降誕の聖母」右側のリュネットに「聖母の死」が置かれていた。
地上の豊かな量感と天上の荘厳さを備え正面を向いた聖母子像は、ガラスで象眼された目によってその聖性を高めている。
現在の西正面は1875〜87年に建造されたもの。
1200年代後半 イタリア彫刻
アルノルフォ・ディ・カンビオ
聖母子 1296〜1302年 大理石 高さ173cm
イタリア フィレンツェ大聖堂美術館
世界美術大全集10 ゴシック2
上の画像は フィレンツェ ベコッチ出版社
地上の豊かな量感と天上の荘厳さを備え正面を向いた聖母子像は、ガラスで象眼された目によってその聖性を高めている。
現在の西正面は1875〜87年に建造されたもの。
1200年代後半 イタリア彫刻
聖母子 1296〜1302年 大理石 高さ173cm
イタリア フィレンツェ大聖堂美術館
世界美術大全集10 ゴシック2
上の画像は フィレンツェ ベコッチ出版社