荘厳の聖母(ルチェッライの聖母)
荘厳の聖母マエスタ(ルチェッライの聖母)
1285年 板 テンペラ 450×292cm
イタリア フィレンツェ ウフィツィ美術館
世界美術大全集10 ゴシック2
1285年にフィレンツェのサンタ・マリア・ノヴェッラ聖堂ラウデージ同信会から注文された大祭壇画。契約書が残されている最も古い祭壇画の一つ。「大パネルに最も美しい絵を描くことを委嘱した」と書かれているが、チマブーエの「サンタ・トリニタの聖母」、ジョットの「オニサンティの聖母」と比べても大きい。
ビザンティン風の構図や描き方は後退し、バランスのとれた構図、より自然な描き方になっている。修復によって明らかになった、色彩の繊細な美しさと工芸的な技法はシエナ派の伝統になっていく。
この祭壇画が描かれた後、チマブーエ工房で制作されたのが、ルーヴル美術館にある「荘厳の聖母」。この二人の画家には相互依存的な影響関係があったらしい。
1591年にルチェッライ家の礼拝堂に安置されたためこの通称が生まれた。 1200年代後半
ビザンティン風の構図や描き方は後退し、バランスのとれた構図、より自然な描き方になっている。修復によって明らかになった、色彩の繊細な美しさと工芸的な技法はシエナ派の伝統になっていく。
この祭壇画が描かれた後、チマブーエ工房で制作されたのが、ルーヴル美術館にある「荘厳の聖母」。この二人の画家には相互依存的な影響関係があったらしい。
1591年にルチェッライ家の礼拝堂に安置されたためこの通称が生まれた。 1200年代後半