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聖母子とマルティン・ファン・ニーウェンホーフェの肖像(二連画)

額縁の記銘から1487年に制作された作品で、後にブリュージュ市長を務めたマルティン・ファン・ニーウェンホーフェの23歳の肖像であることがわかる。
聖母子と寄進者の半身像を組み合わせる形式はロヒール・ファンデル・ウェイデンが始めたとされる。室内に設定された場面で、聖母の背後には鏡が置かれ、窓には風景の広がりが見える。聖母は正面を向き、寄進者は四分の三正面をとっている。寄進者の前に置かれている書物は、幼児キリストがのっているのと同じ台、聖母の赤いマントの上に置かれているように描かれている。