大航海時代とルネサンス 大航海時代 ルネサンス 歴史 参考文献 index

皇帝オットー3世の正義

ルーヴァン市は1468年、新しく建てられた市庁舎を飾るために4点連作の「正義図」を依頼した。「正義図」は公的な場に置かれ、人々に道徳的訓戒を与えるための作品で15世紀のフランドルで多く描かれていた。
オットー3世は妻の告げ口によって一人の臣下を斬首刑にしてしまう。臣下の未亡人は亡き夫の無実を証明するために、皇帝の前で赤く焼けた鉄の棒を握るが、神の加護のため火傷しなかった。真実を悟った皇帝は自分を欺いた妻を火刑に処した。
1470年代