
使徒たちの聖体拝領

ヨース・ファン・ゲントがウルビーノでフェデリーコ・ダ・モンテフェルトロと聖体同信会のために描いた祭壇画。フランドルの画家がイタリアで描いた最初の大作とされる。聖餐の秘跡の制定という点でバウツの「最後の晩餐の祭壇画(1467年)」と共通する。
教会の中でキリストはひざまずいているペテロに聖体のパンを差し出している。ペテロの背後には8人の使徒が続き、左端にはユダが描かれている。キリストの背後には3人の使徒。その奥に立っているのが聖体同信会の庇護者でもあったウルビーノ公フェデリーコ・ダ・モンテフェルトロ(鼻の形に特徴)、奥の円柱の間に描かれているのが生まれたばかりの息子グイドバルドだとされる。
1470年代
教会の中でキリストはひざまずいているペテロに聖体のパンを差し出している。ペテロの背後には8人の使徒が続き、左端にはユダが描かれている。キリストの背後には3人の使徒。その奥に立っているのが聖体同信会の庇護者でもあったウルビーノ公フェデリーコ・ダ・モンテフェルトロ(鼻の形に特徴)、奥の円柱の間に描かれているのが生まれたばかりの息子グイドバルドだとされる。
1470年代
フランドルでは描かれたことのない「使徒たちの聖体拝領」の主題だが、作品全体の様式は初期フランドル絵画の伝統に従っている。キリストは大きく描かれ、建築内部の空間表現は曖昧。
イタリアにフランドル絵画の様式を浸透させるのに大きく貢献している。数年後にピエロ・デッラ・フランチェスカは「フェデリーコ・ダ・モンテフェルトロの肖像」「キリストの降誕」を描いている。ヨース・ファン・ゲント Joos van Gent
使徒たちの聖体拝領
1473〜74年 板 油彩 288×320cm
イタリア ウルビーノ 国立マルケ美術館
世界美術大全集14 北方ルネサンス
イタリアにフランドル絵画の様式を浸透させるのに大きく貢献している。数年後にピエロ・デッラ・フランチェスカは「フェデリーコ・ダ・モンテフェルトロの肖像」「キリストの降誕」を描いている。
使徒たちの聖体拝領
1473〜74年 板 油彩 288×320cm
イタリア ウルビーノ 国立マルケ美術館
世界美術大全集14 北方ルネサンス