大航海時代とルネサンス 大航海時代 ルネサンス 歴史 参考文献 index

七つの罪源

円形周縁部を七つに分けて「七つの罪源」が日常生活の具体的な情景で描かれている。上に「大食」時計回りに「怠惰」「好色」「虚栄」「怒り」「嫉妬」「貪欲」。「怒り」は居酒屋の前で刃物を振り回す男たち、「貪欲」は賄賂の額で罪の重さを定める巡回裁判官。円の中央には復活のキリスト、その下には「心せよ、心せよ、神は見給うなり」と記されている。上の飾り帯には「彼らは思慮に欠けた国民、彼らには洞察する力がない。もし、彼らに知恵があれば、悟ったであろうに。自分の行く末も分かったであろうに」。下には「わたしは、わたしの顔を隠して、彼らの行く末を見届けよう」(申命記)と記されている。 1470年代