
奇跡の漁り
コンラート・ヴィッツ Konrad Witz(1400頃〜1445/46)
ドイツ南西部の出身でネーデルラントを遍歴し、1431年のバーゼル宗教会議のときに作品の受注をねらってスイスに入ったらしい。
1435年頃に「救済の鏡祭壇画」という大作を完成させている。その一点とされる「聖バルトロマイ」は堅牢で明快な形態を受け継ぎ、材質の表現、光の反射などに直接見ることによって生まれる迫真性がみられる。
世界美術大全集14 北方ルネサンス
1440年代
ドイツ南西部の出身でネーデルラントを遍歴し、1431年のバーゼル宗教会議のときに作品の受注をねらってスイスに入ったらしい。
1435年頃に「救済の鏡祭壇画」という大作を完成させている。その一点とされる「聖バルトロマイ」は堅牢で明快な形態を受け継ぎ、材質の表現、光の反射などに直接見ることによって生まれる迫真性がみられる。
世界美術大全集14 北方ルネサンス
1440年代
「奇跡の漁り」は宗教会議に出席したジュネーヴ司教によって注文されたペドロ祭壇画の一場面。湖面の光や反射、湖底の様子、背景のモル山とモンブランなどから、ヴィッツはレマン湖に行って実写したと考えられている。
コンラート・ヴィッツ
奇跡の漁り
1444年 板 テンペラ 132×151cm
スイス ジュネーヴ 歴史美術館
奇跡の漁り
1444年 板 テンペラ 132×151cm
スイス ジュネーヴ 歴史美術館
