
聖母祭壇画(ミラフローレス祭壇画)

3枚のパネルによる祭壇画、開閉はできない。左は降誕、中は哀悼、右は復活したキリストの聖母への出現。
各場面は彫刻で飾られたアーチで囲まれ、上方で冠を持った天使が飛び、銘帯には聖母を讃える言葉が記されている。アーチの側柱にはペテロ、パウロと四福音書記者像が立ち、その上の浮彫には左からキリストの幼年時代、受難、聖母の後半生の各6場面が表されている。
1440年代
各場面は彫刻で飾られたアーチで囲まれ、上方で冠を持った天使が飛び、銘帯には聖母を讃える言葉が記されている。アーチの側柱にはペテロ、パウロと四福音書記者像が立ち、その上の浮彫には左からキリストの幼年時代、受難、聖母の後半生の各6場面が表されている。
1440年代
哀悼の場面では背後に十字架の立つ風景が広がっていて、アーチで覆われた主要人物と分けられている。背景、アーチの下、祭壇画を見ているこちらの現実空間が3つの層として並んでいる。
ロヒール・ファン・デル・ウェイデン Rogier van der Weyden
聖母祭壇画(ミラフローレス祭壇画)
1440年頃 板 油彩 各パネル71×43cm
ベルリン 国立絵画館
世界美術大全集14 北方ルネサンス
聖母祭壇画(ミラフローレス祭壇画)
1440年頃 板 油彩 各パネル71×43cm
ベルリン 国立絵画館
世界美術大全集14 北方ルネサンス