
キリストの磔刑の祭壇画

穏やかな丘が広がる風景の前に、左翼には香油壺を持ち袖で涙を拭うマグダラのマリア、中央に磔刑、右翼にはキリストの聖顔布を持つヴェロニカが描かれている。
悲しみの色ブルーの天使たちが空を飛び、聖母は十字架にすがりついている。このポーズはマグダラのマリアに用いられていたが、ロヒールは始めて聖母に用いている。ヨハネが聖母に寄り添い、右側には寄進者夫婦がひざまずいている。中央パネルのキリストの腰布と天使の衣裳が下からの風に翻っている。
悲しみの色ブルーの天使たちが空を飛び、聖母は十字架にすがりついている。このポーズはマグダラのマリアに用いられていたが、ロヒールは始めて聖母に用いている。ヨハネが聖母に寄り添い、右側には寄進者夫婦がひざまずいている。中央パネルのキリストの腰布と天使の衣裳が下からの風に翻っている。
ヴェロニカはゴルゴタへ向かう途中、十字架の重さに耐えかねたキリストの顔をハンカチで拭った女性。
1440年代ロヒール・ファン・デル・ウェイデン Rogier van der Weyden
キリストの磔刑の祭壇画
1440年頃 板 油彩 96×69cm(中央パネル)各96×27cm(両翼)
ウィーン 美術史美術館
世界美術大全集14 北方ルネサンス
1440年代
キリストの磔刑の祭壇画
1440年頃 板 油彩 96×69cm(中央パネル)各96×27cm(両翼)
ウィーン 美術史美術館
世界美術大全集14 北方ルネサンス