大航海時代とルネサンス 大航海時代 ルネサンス 歴史 参考文献 index

フィリップ善良公 ブリュージュ

フィリップ善良公(在位1419〜67年)の時代、ブルゴーニュ公国は最も繁栄した。1435年、イギリス支援をやめたフィリップ善良公はフランス王シャルル7世と「アラスの和約」を結んだ。シャルル7世はフィリップの父ジャン無怖公の暗殺を謝罪し、無怖公の冥福を祈るため、殺害場所モントローの橋に十字架を立て、ディジョン、パリ、ローマ、サンティアゴ・デ・コンポステーラに聖堂を建設することになった。さらに、フィリップはシャルル7世への封建的臣従礼を免除され、ブーローニュ、オーセール、マコンの諸伯領とソンム川流域のアミアンのほか、いくつかの都市を手に入れた。
この頃からディジョンに代わって、ネーデルラントの都市に宮廷が置かれるようになり、フィリップはブリュージュを好んだ。
1430年代