
教会の聖母
署名年記がない作品だが、多くの研究者によってヤン・ファン・エイクの作品と考えられている。国際ゴシック様式に通じる聖母の繊細・優美な表現から1425年頃の制作とする説もあるが、「ドレスデン三連祭壇画」の制作が発見された年記から1437年であることがわかって、「泉の聖母(1439年)」との比較から1437〜38年頃とする説も出されている。
聖堂が右奥へ伸び、聖母が右を向いていることから、対幅の左翼だとされている。右翼に寄進者が描かれていて、左翼に寄進者が見ている聖母子像が描かれているとすると、聖堂に比べて大きすぎるように感じる聖母子にも納得出来る。 1430年代ヤン・ファン・エイク Jan van Eyck
教会の聖母
1437〜38年頃 板 油彩 32×14cm
ベルリン 国立絵画館
世界美術大全集14 北方ルネサンス
聖堂が右奥へ伸び、聖母が右を向いていることから、対幅の左翼だとされている。右翼に寄進者が描かれていて、左翼に寄進者が見ている聖母子像が描かれているとすると、聖堂に比べて大きすぎるように感じる聖母子にも納得出来る。 1430年代
教会の聖母
1437〜38年頃 板 油彩 32×14cm
ベルリン 国立絵画館
世界美術大全集14 北方ルネサンス

