
ファン・デル・パーレの聖母

ヤン・ファン・エイク個人として最大の作品。中央に聖母子、左にこの作品が寄進された聖堂の守護聖人・聖ドナティウス、右の寄進者ファン・デル・パーレは、彼個人の守護聖人・聖ゲオルギウスから聖母に紹介され礼拝している。聖母子の背後のタピスリーや足下の絨毯、豪華な司祭服、輝く甲冑、床の装飾や円柱など多くの物で画面が埋められている。
1430年代
世界美術大全集14 北方ルネサンス 小学館
1430年代
世界美術大全集14 北方ルネサンス 小学館
1436年の年記がある作品。この作品をもとにした、様式による制作年の推定がおこなわれていたが、他の作品の制作年の発見などによって、それが難しいことが解った。注文主の好みなどもあったと思われる。
ヤン・ファン・エイク Jan van Eyck
ファン・デル・パーレの聖母
1436年 板 油彩 122.1×157.8cm
ベルギー ブリュージュ 市立グルーニンゲ美術館
画像 名画への旅9 北方ルネサンス1 講談社
ファン・デル・パーレの聖母
1436年 板 油彩 122.1×157.8cm
ベルギー ブリュージュ 市立グルーニンゲ美術館
画像 名画への旅9 北方ルネサンス1 講談社