
キリストの磔刑(ペール祭壇画)
左翼に洗礼者聖ヨハネ、右翼に聖女バルバラを表した三連祭壇画の中央パネル。ミュンヘン南部のディーセン近くのペールに由来するため「ペール祭壇画」と呼ばれている。ボヘミアに近いドイツ南東部で描かれたとされるが、場所は特定されていない。アウクスブルクとする説もある。プラハから西へ向かって移動した遍歴美術家が制作したともされている。
ヴィッティンガウの画家の様式を受け継いでいるが、同時期のアウグスティノ会由来の作品と比べて、内面的な表現を薄めた上品で静かな形式になっている。背景の抽象模様を施した金地もこの作品の装飾性を高めている。
1400年代南ドイツの画家
キリストの磔刑(ペール祭壇画)
1400年頃 板 103.5×68cm
ミュンヘン バイエルン州立博物館
世界美術大全集14 北方ルネサンス
ヴィッティンガウの画家の様式を受け継いでいるが、同時期のアウグスティノ会由来の作品と比べて、内面的な表現を薄めた上品で静かな形式になっている。背景の抽象模様を施した金地もこの作品の装飾性を高めている。
1400年代
キリストの磔刑(ペール祭壇画)
1400年頃 板 103.5×68cm
ミュンヘン バイエルン州立博物館
世界美術大全集14 北方ルネサンス
