大航海時代とルネサンス 大航海時代 ルネサンス 歴史 参考文献 index

デンマーク 30年戦争に参戦

1625年「30年戦争」を北ドイツへの勢力拡大の好機とみたクリスチャン4世は、王国参事会の警告や反対を無視してこれに介入した。しかし、翌年旧教諸侯・皇帝軍に敗れユラン(ユトランド)を占領されて、1629年の「リューベックの講和」でドイツへの不介入を約束させられた。デンマークの軍事力低下が明らかになり、王の権威が失墜し、北欧の覇者としての立場が危うくなった。
スウェーデンは、1630年からの第3期で皇帝軍を破り、35年からの第4期でもドイツに進撃して勢力を拡張した。
危機感を抱いたクリスチャン4世は、ドイツへの影響力復活のために調停を試み、皇帝への接近を図った。またエーアソン海峡税の引き上げなどで、スウェーデンの動きを牽制しようとしたが、それに反発したスウェーデンとオランダが接近することになった。

1620年代
世界各国史21 北欧史
地図 ヨーロッパ歴史地図 原書房
1618 30年戦争前夜 部分

エーアソン海峡はコペンハーゲンの東側