大航海時代とルネサンス 大航海時代 ルネサンス 歴史 参考文献 index

オランダを援助 対スペイン戦争

エリザベスはイングランドの貿易や安全のためにネーデルラントの自治を維持しておきたかった。しかしそれは独立運動の弾圧をはかるスペインと利害が対立し、イングランドのプロテスタント化が進むにつれて宗教的要素も加わって対立は深くなった。
大陸への軍事介入に消極的だったエリザベスも、ネーデルラント北部7州(オランダ)の独立宣言(1581年)の後、1585年にレスタ伯指揮の7000名の兵をオランダに派遣した。しかしスペイン軍の勢力は圧倒的で、戦いは長期化し、治世末には大陸へ送られた兵士の数は10万人を越え、戦費は450万ポンドになっていた。

1581年、フェリペ2世のネーデルラントの君主として地位が公式に否認された。これがネーデルラント連邦共和国の独立を意味しているとされる。

1580年代
世界各国史11 イギリス史
詳説 世界史研究 山川出版社