
ナポリ王国スペインへ帰属
国内で王権強化を進めながら、カトリック両王は積極的な対外政策をおこなった。フェルナンドは1493年のバルセロナ条約でフランスにルシヨンとセルダーニュを返還させ、1504年にはナポリをスペイン支配下においた。北アフリカ遠征もおこなわれた。(1497年のメリーリャの征服など)
1500年代
世界各国史16 スペイン・ポルトガル史
マキアヴェリ 君主論 中公文庫
1500年代
世界各国史16 スペイン・ポルトガル史
マキアヴェリ 君主論 中公文庫
マキアヴェリは「君主論 21」で
「君主が尊敬を集めるには、なによりも大事業を行ない、みずから比類のない手本を示すことである。現代ではスペインの現国王アラゴン家のフェルナンドがよい例である。この人は、弱小の一君主から、名声と栄誉について、キリスト教国第一の国王とまでなった人であるから、新君主といってもさしつかえない。」
「彼は王位につくとすぐ、グラナダを攻めた。‥名声を高め、諸侯に対する支配力をつかんだのである。‥豚(マラーニ)どもを国内から追い払い‥アフリカを攻め、イタリア国内で軍事作戦を行ない、ついには、フランスをさえ攻めた。」と述べている。
「君主が尊敬を集めるには、なによりも大事業を行ない、みずから比類のない手本を示すことである。現代ではスペインの現国王アラゴン家のフェルナンドがよい例である。この人は、弱小の一君主から、名声と栄誉について、キリスト教国第一の国王とまでなった人であるから、新君主といってもさしつかえない。」
「彼は王位につくとすぐ、グラナダを攻めた。‥名声を高め、諸侯に対する支配力をつかんだのである。‥豚(マラーニ)どもを国内から追い払い‥アフリカを攻め、イタリア国内で軍事作戦を行ない、ついには、フランスをさえ攻めた。」と述べている。