
ヴァスコ・ダ・ガマ カリカットに着く
1498年、インド西岸のカリカットにヴァスコ・ダ・ガマのポルトガル艦隊が着いた。遠来の目的を尋ねられて「香辛料とキリスト教徒を求めて」と答えている。しかしインドにとって魅力的な商品を持たないポルトガルは、イスラム商人が支配的なインド洋交易ネットワークに有利な条件で参入することは難しいと考え、軍事的威圧を用いることにした。
ポルトガル(当時の推定人口は150万人)はアジアでの領域的支配は不可能だと知っていて、1505年以降、インド領の副王フランシスコ・デ・アルメイダ(在任1505〜09)、総督アフォンソ・デ・アルブケルケ(在任1509〜15)はインド洋沿岸で寄港地をおさえる、交易拠点帝国樹立をめざしていた。
ポルトガル(当時の推定人口は150万人)はアジアでの領域的支配は不可能だと知っていて、1505年以降、インド領の副王フランシスコ・デ・アルメイダ(在任1505〜09)、総督アフォンソ・デ・アルブケルケ(在任1509〜15)はインド洋沿岸で寄港地をおさえる、交易拠点帝国樹立をめざしていた。