大航海時代とルネサンス 大航海時代 ルネサンス 歴史 参考文献 index

トルデシーリャス条約

ジョアン2世(在位1481〜95、1474年に実権を握っていた)は、アフリカ西岸の踏査を進め、その目的地としてインドを設定した。80年代前半にコロンブスが西廻り航海案を示したが、89年にバルトロメウ・ディアスがアフリカ南端回航の知らせを持って帰還したため、西廻り案は採用されなかった。
1493年、コロンブスがエスパニョーラ島から帰国すると、カトリック両王は教皇アレクサンデル6世の勅書で、アソーレス諸島の西100レグア(約550km)の子午線から西で発見される土地の独占権を得た。ジョアン2世はこれに反発し、1494年のトルデシーリャス条約で、ヴェルデ岬諸島の西370レグア(約2000km)の子午線に変更され、その東の領域はポルトガルに、西の領域はスペインに与えられることになった。
1490年代 ヨーロッパ史年表
世界各国史16 スペイン・ポルトガル史