大航海時代とルネサンス 大航海時代 ルネサンス 歴史 参考文献 index

グアダルーペの裁定

カトリック両王は宗教的統合とともに、王権強化と統治機構の整備をはかった。アラゴン連合王国では、構成するアラゴン、カタルーニャ、バレンシア諸国でそれぞれに王権を制約する統治契約主義の伝統が強かった。そのため経済的に中世後期の危機を脱することができず、人口はカスティーリャの5分の1、面積は4分の1だった。
カスティーリャ支配に力を注いだ王権は、異端審問制の導入を除いて集権化を急がなかった。各国に副王を任命し、1494年に設置したアラゴン顧問会議を通じて統治した。