
シャルル8世
1483年シャルル8世(在位1483〜98)は王位に就いた。父ルイ11世による徴税制度の確立、重商主義的振興策の推進、国家機構の整備などの豊かな治世を受け継いだが、ジャルルマーニュや騎士物語に憧れる、夢想家でもあった。ただ強靱な肉体と剛毅な神経とは無縁で、虚弱な肉体に繊細な神経をもっていた。
オスマン帝国に征服されたコンスタンティノープル、キプロス、エルサレムを奪回しようと思っていたらしい。
1480年代
世界各国史12 フランス史
オスマン帝国に征服されたコンスタンティノープル、キプロス、エルサレムを奪回しようと思っていたらしい。
1480年代
世界各国史12 フランス史
シャルルはアンジュー家のルネを介して、父ルイ11世に遺贈されたはずのナポリ王国の領有権を、ルネ・ダンジューとその弟シャルルの遺言状を精査することで主張したらしい。(1372年の晩鐘戦争終結 ナポリ王国などを見ても領有権を主張する根拠がわかりにくい)
イタリア侵入を前に、ルシヨンとセルダーニャをアラゴン王に、アルトワとフランシュ・コンテを神聖ローマ帝国に割譲して国境問題を解決し、アンヌ・ド・ブルターニュと結婚して,この地方を王領と統合する道筋をつけている。親王采地の系譜を引く有力な領国はブルボン家を残すだけになった。
イタリア侵入を前に、ルシヨンとセルダーニャをアラゴン王に、アルトワとフランシュ・コンテを神聖ローマ帝国に割譲して国境問題を解決し、アンヌ・ド・ブルターニュと結婚して,この地方を王領と統合する道筋をつけている。親王采地の系譜を引く有力な領国はブルボン家を残すだけになった。