大航海時代とルネサンス 大航海時代 ルネサンス 歴史 参考文献 index

コソヴォの戦い

ネマニャ朝崩壊後の混乱期だったセルビアで、ラザル公が近隣の小領主を結集し、ボスニア王トヴルトコと同盟を結んだ。セルビア連合軍は、1389年6月15日(聖ヴィドの日)にコソヴォでオスマン軍と戦った。オスマン朝のムラト1世はセルビア貴族によって暗殺されたが、戦場でバヤズィット1世(在位1389〜1402)が即位した。戦いはオスマン軍の圧勝で、バルカン半島南東部を支配していたオスマン朝によるバルカン征服はさらに進み、テッサロニキを中心とする地域がオスマン領になった。
バヤズィットは雷光の異名をもち、1393年にはタルノヴォ(ソフィアの北東)を攻略して、第二次ブルガリア王国を滅ぼした。1394年秋からコンスタンティノープルを包囲し、さらに軍を進めた。オスマン朝はこのあとペロポネソス半島のモレア、アルバニア、エーゲ海に進出した。
1380年代
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