
オーストリア大公 大特許状
1358年にオーストリア大公位を継いだルドルフ4世は、即位の年に「大特許状」を発表した。オーストリア大公に選挙侯以上の特権を認めた文書だが、偽文書だった。選挙侯に入れられなかったことに対するハプスブルク家の対抗措置だとされる。
(ハプスブルク家が有力になったのはルドルフ1世以降、それ以前に選挙侯は決められていたのだが‥)
世界各国史19 ドナウ・ヨーロッパ史
(ハプスブルク家が有力になったのはルドルフ1世以降、それ以前に選挙侯は決められていたのだが‥)
世界各国史19 ドナウ・ヨーロッパ史
帝国からのオーストリアの自立化を目指したルドルフ4世は、1359年からシュテファン大聖堂再建に取り組み、1365年にはウィーン大学を創建するなど、建設公という呼び名にふさわしい功績を残している。
1363年にはティロール地方を獲得し、フリウリ地方に勢力を延ばしてイタリア政策を展開しようとしていた。
1350年代
地図は ヨーロッパ歴史地図 原書房
1350年代
地図は ヨーロッパ歴史地図 原書房
