大航海時代とルネサンス 大航海時代 ルネサンス 歴史 参考文献 index

ブルゴーニュ公国

イギリス王家は経済的結びつきが強いフランドル伯ルイ・ド・マールの相続人マルグリートとの結婚を望んでいたらしい。フランス王ジャン2世はそれを抑えて、1356年マルグリートとブルゴーニュ公でアルトワ伯のフィリップ・ド・ルーヴルと結婚させた。 1361年フィリップが死去すると、ジャン2世はブルゴーニュ公国を自らの末子、未来のフィリップ豪胆公(在位1363〜1404)に与えた。
フランドル伯ルイが都市の支持を受けて、寡婦マルグリートとイギリス王エドワード3世の息子エドモンドとの婚姻を決めていたのに対し、フィリップ豪胆公の兄、フランス王シャルル5世(在位1364〜80)は教皇に両者の血縁について訴え、1369年フィリップとマルグリートを結婚させた。

世界各国史14 スイス・ベネルクス史 1350年代