大航海時代とルネサンス 大航海時代 ルネサンス 歴史 参考文献 index

オスマン集団 カリポリスを占領

トルコ系のオスマン集団は、小アジア西北部のビザンツ領をほぼ制圧していた。海軍をもたなかったため、バルカン半島・ギリシアはその攻撃を免れていた。しかし、ビザンツ帝国は14世紀半ばの内乱とセルビアのドゥシャン王進出に対抗するために、オスマン集団を傭兵として招き入れてしまった。
1354年にカリポリス(ガリポリ・ゲリボル)を占領したオスマン集団はバルカン半島征服を始めた。
セルビア帝国は1355年のドゥシャン王急死とともに解体し、ブルガリアもイヴァン・アレクサンドル王(在位1331〜71)による親王領制度によって分裂し始めていた。エペイロスはアルバニア人とイタリア人によって南北に分裂し、アテネ公国の支配者フィレンツェ人ネリオ1世も、アテネをヴェネツィアに委ねるしかなかった。

1350年代
世界各国史17 ギリシア史
地図は ヨーロッパ歴史地図 原書房
オスマン征服前夜のバルカン半島 1360年 部分