
エドワード3世 フランス王位を求める
1337年10月、イングランド王エドワード3世は、母后イザベルがフランス王フィリップ4世の娘であることから、自らがフランス国王の血統を引いているとして、ヴァロワ家のフィリップ6世に対してフランス王位を請求した。(ヴァロワ朝については 1328年 フィリップ6世即位)これによって百年戦争が始まったとされる。
エドワードにとっては、対フランス戦争をおこなうことで国内の政治的権力闘争を停止させ、諸身分を戦争勝利という目標に向かわせるという思惑もあったらしい。
エドワードにとっては、対フランス戦争をおこなうことで国内の政治的権力闘争を停止させ、諸身分を戦争勝利という目標に向かわせるという思惑もあったらしい。
戦争費用の負担を封臣だけでなく住民一般に負わせる、1336年の議会(パーラメント)での動産課税決定と、商人会への戦時課税の要請がなされている。1338年にはウォルトン法を制定して、王璽局の権限を強化し、大法官府と財務府を王の宮廷機関のもとにおいた。1339年にはカンタベリ大司教を国王代理として、臨戦態勢を整えた。しかし1339年にはコモンズが王の課税要求を拒否し、諸侯も免税特権を主張して王への協力を拒んだ。
1330年代以前
世界各国史15 イタリア史
1330年代以前
世界各国史15 イタリア史
