大航海時代とルネサンス 大航海時代 ルネサンス 歴史 参考文献 index

受胎告知

聖ロクス同信会館1階大広間サーラ・テッレーナの装飾は1582年に始められた。主題はマリア伝連作。受胎告知からキリストの幼年時代までの五つのエピソード、聖母被昇天、「マグダラのマリア」「エジプトのマリア」計8点が1587年までに制作された。
崩れかけた煉瓦の壁で屋外と室内に分けられ、外ではヨセフが大工仕事をしている。貧しい様子の室内に告知の天使ガブリエルと多くのプットたちが飛び込み、驚いているマリアの頭上には輝く聖霊の鳩が降りている。民衆の想像力に基づく、貧しい村娘に訪れた神秘を描いている。