大航海時代とルネサンス 大航海時代 ルネサンス 歴史 参考文献 index

勤勉

パラッツォ・ドゥカーレの「コッレージョの間」の天井を飾る寓意像の一点。ヴェネツィアの邸館では木構造の天井を豪華なストゥッコ装飾で多数の区画に分け、個々の油彩画をはめ込む装飾画が発達したらしい。
「コッレージョの間」は1574年に火災に遭って、再装飾が検討され、ヴェロネーゼが天井と正面壁、残りの壁面をティントレットが担当した。天井画のプログラムはマルカントニオ・バルバロの示唆によるものらしい。中央に3点の共和国の政治を示す大画面、周囲に古代の歴史から採った6点のモノクローム画と8点の美徳の寓意像が配された。