大航海時代とルネサンス 大航海時代 ルネサンス 歴史 参考文献 index

「オリュンポスの間」の天井装飾

左右両端の手摺りの奥にはバルバロ家のマルカントニオの妻と二人の息子たちが生き生きと描かれている。画面の上下、画像では見えていない半円形の部分には「夏と秋(ケレスとバッコス)」「冬と春(ウルカヌスとヴィーナス)」が描かれ、四隅には地・水・空気・火の四大元素がケレス、ネプトゥヌス、ユノ、ウルカヌスの像を通して表されている。
中央八角形の部分には七惑星(ユピテル・木星、マルス・火星、アポロ・太陽、ヴィーナス・金星、メルクリウス・水星、ディアナ・月、サトゥルヌス・土星)が黄道十二宮の標章とともに描かれている。中央の竜に乗った女性像は「神の叡知」「神の愛」を表しているとされる。