大航海時代とルネサンス 大航海時代 ルネサンス 歴史 参考文献 index

ピエタ

1523年、アンドレア・デル・サルトがフィレンツェを襲った疫病から逃れるために滞在していたムジェッロで、同地の修道院のために描いた祭壇画。制作時にフラ・バルトロメオの「ピエタ(1516年)」が念頭にあったとされる。
キリストを背後から支える洗礼者聖ヨハネ、手を持つ聖母マリア、足下にひざまずくマグダラのマリア、その背後に両手を組んだ聖女カタリナ。聖母の両側に聖ペテロと聖パウロ。
聖母は妻ルクレツィア、マグダラのマリアは妻の連れ子マリア、聖女カタリナは注文主の女子修道院院長をそれぞれモデルにしたとされる。
1520年代

アンドレア・デル・サルト Andrea del Sarto
ピエタ
1524年 板 油彩 94×68cm
フィレンツェ ピッティ美術館
世界美術大全集12 イタリア・ルネサンス2