大航海時代とルネサンス 大航海時代 ルネサンス 歴史 参考文献 index

乙女の肖像(ヴィオランテ)

モデルの胸元に二輪のスミレ(ヴィオラ)の花を挿している。「バッコス祭(アンドロス島の人々 1523〜25年頃)」にも同じモデルが描かれていることから、伝説的にティツィアーノの恋人ヴィオランテの肖像といわれている。
作者としてはティツィアーノとする説とパルマ・イル・ヴェッキオとする説がある。ウィーンの美術史美術館はティツィアーノの作品としている。イギリスのヴェネツィア駐在大使からロンドン、ウィーンと所在が移っている。テニールスの「絵画の劇場」掲載の版画によると右側と下部が少し切り取られている。
1510年代
ティツィアーノ Tiziano
乙女の肖像(ヴィオランテ)
1515年頃 板 油彩 64.5×51cm
ウィーン 美術史美術館
世界美術大全集13 イタリア・ルネサンス3