大航海時代とルネサンス2018
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キリストの埋葬

右側前面や手・腕、帯などに塗り残しが見られる。部分部分を描いていくのはフレスコ画的な方法でシスティーナ礼拝堂天井画制作が反映しているとされる。色彩も固有色のみが使われている。
中央の死せるキリストを支えるニコデモと四人の女性たち。解説では右側前面に聖母マリアが描かれるはずだった、としている。キリストの左の赤い服の女性をマグダラのマリアとし、右側でのけぞってキリストを帯で支えている女性、聖母マリアで「三人のマリア」となる。左前面の女性はマグダラのマリアと、右端の女性はのけぞった女性との「二重人物像」とされている。
ドーニ家の聖家族(1503〜04年)でミケランジェロの結論が示されたとすると、「二重人物像」はちょっとしつこく感じる。
1510年代
ミケランジェロ派
キリストの埋葬
1510年頃 板 テンペラ 159×149cm
ロンドン ナショナル・ギャラリー
世界美術大全集12 イタリア・ルネサンス2