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十字架上のキリスト

  13世紀になって、それまでの「勝利のキリスト」から人類のために身を捧げた贖罪者「苦悩のキリスト」という表現が復活した。
目蓋を閉じ、苦痛に顔を歪め、五体をよじらせたキリストの悲壮的表現の形成にジュンタ・ピサーノの手腕が貢献した、とされている。

世界美術大全集10 ゴシック2

1200年代後半













ジュンタ・ピサーノ Giunta Pisano
十字架上のキリスト
1250〜55年 板 テンペラ 316×285cm
ボローニャ サン・ドメニコ聖堂
世界美術大全集10 ゴシック2